- 本のメモ - これから論文を書く若者のために
- 作者: 酒井聡樹
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2006/04/06
- メディア: 単行本
- 購入: 24人 クリック: 330回
- この商品を含むブログ (58件) を見る
私はこの本のお陰で修論を書き上げることができたといっても過言ではない!(ちょっと大げさ?)
とっていいほどに論文にまとめる上で参考にさせてもらった本です。
この本は、論文を書いたこと経験のない若者にフォーカスを当て、 ”論文の書き方” を教えてくれています。
特にイントロの書き方は参考にすることが多かったです。
イントロというのは、普段研究を進めている時にはなんとなく頭の中にあるけれど意識しないものではないでしょうか。
僕の場合、そうでした。
だから実際に修論の結果や実験条件のパートはスムーズに進むんだけれども、イントロとなると手が止まってしまう。
「あれ?これは必要かな?こっちはいらないんじゃないかな?」
てな具合です。
そんなとき、この本の中にある "イントロ折り紙" というフレームを知りました。
これは「何をやるのか」を起点としてそこから、「何を前にして」、「どうして取り組むのか」、「どういう着眼点で」といったかんじで遡っていきイントロを整理するものです。
自分が何をやったか、という最も基本的なところからロジックをスタートさせているので頭が回りやすくスムーズにロジックを組むことができました。
論文を書かなきゃだけど、書き方がさっぱり、という方におすすめしておきます。