なぜ相手より優れたところがないとありのままにコミュニケーションをとることができない人がいるのか。
非常に限定的な題目ですが、気になるので書くことにします。
さて、早速題目に対する一つの回答を。
"比較することに囚われすぎているから"
これはどういうことかというと、
過度の個性的教育のためか、人は他の人と自分が違くないといけないと思い込んでいるために、
それが感じられないと不安になり自信をなくしてしまうということです。
そうなればありのままを出すのが怖くなり、コミュニケーションもうまくいかなくなってしまいます。
人は自分を落ち着かせるために、
他の人よりも自分のほうが優位である点を見つけて安心するという傾向があるといいます。
しかし、実際は他の人よりも自分のほうが優位である点などそう簡単には見つかるものではなく、
それが故に減点方式で相手の揚げ足をとるような形で自分の比較優位性を感じたりするわけです。
そうすると、コミュニケーションをとる際にも、”いかにして相手に嫌われないようにするか”という減点方式にばかり気を取られてしまい、
ぎこちないつい作りこんだキャラクターで相手と接してしまうのです。
ではどうすればよいか。
プライドを捨て、こだわりを捨て、ありのままの自分をまずは自分で認めていくということが大事になってきます。
このようにして”比較すること”から脱することができれば、そこが零点、基準となるわけですから、相手のことも加算方式で見てあげられるようになるのではないでしょうか。
こうすることで、相手に強要したり求めすぎたりというリスクも減り、無駄な不満からも解消されます。
それでは。のし。