読書本の正統派 - 本のメモ - 斎藤孝の速読塾

齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる! (ちくま文庫)

齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる! (ちくま文庫)

’やはり読書を効果的に行うにはアウトプットが必要だった!’
ということを再認識させられた本でした。

つまりどういうことかというと、自分が考えていた読了後のゴール地点は、”要約”。
しかし本書では読了後の理解度を3段階に分けていて、
” Aレベルの理解力=自分のオリジナルなものが出せること "
としているわけです。

これはどういうことかというと、
まず本文から引用すべき箇所を選出、そこに自分なりの角度をつけた意見を付け加えるということだそうです。

具体的には、「ゲーテの洞察現代に生かせば。〜というコンセプトになる」という感じですね。
新たな価値を提示するわけです。

さてでは、Aレベルの理解力を実現するためにはどのような読み方をすれば良いのか、
それは3色ボールペンを使った方法です。

赤で筆者、ないしは客観的に非常に重要な箇所に線を引き、
青で筆者、ないしは客観的にそこそこ重要な箇所に線を引き、
緑で主観的に面白いと思った箇所に線を引く。

特に、赤で線をひっぱったところに関しては、その中からその本における引用ベスト3を選出し、
本の裏表紙などに自分専用の引用目次を作製しておきます。
これをすることでアウトプットがしやすくなるわけですね。


最後に、この本を読んで印象的だった部分を選出しコメントしていきます。

多読は偏食による狭い価値観を修正してくれる良薬

まさにその通りだと思います。
実際自分を振り返ってみた時、中学、高校、大学、現在と読んできた本の数だけ思考が柔軟になりました。
偏見もどんどん少なくなっていったし、人生に対する考え方や興味の方向もがらっと変わりました。

本を読むことで理解力が向上。するとコミュニケーション能力も向上。

本を読むことで様々な考え方に触れ、理解していきます。
そうすることで複眼的な視点で相手の話を聞けるわけです。

読書会のススメ

読書に期限と発表機会を設けて、速く正確に理解し表現する力を身につけるわけですね。
自分も一人で読むのは難しい本など、輪読をしていましたが非常にためになります。

本から新しい概念を得て、どんどん使ってみる。

使うように心がければ、自然とよりモチベーションの高い人のいるコミュニティーに参加するようになり、
自分の思考もさらに研ぎ澄まされるようになるかもしれません。

筆者に憑依して読む。

筆者になりきると思考があとからついてくるのかもしれないです。

キーワード飛び石方式の読み方

抽象的で難しい本を読むときは、その本の中で中心的に扱われている概念をピックアップして読んでいく方法です。
確かにこの方法で全体像がつかめるように思えます。そのキーワードをどうやって選出するかは非常に悩ましいですが。

マンネリ化したら音読を。

それではノシ