- 本のメモ - 自分の小さな「箱」から脱出する方法

どんな人間関係においても起こりがちな "自分の「箱」にはいる" という状態。
これは、自分の思ったこととと行動が違えてしまった際に発生する "自己欺瞞" の状態のことである。

この状態に陥ると人は立ちが悪い。
"箱に入った" 人は、たちまち周りの人たちをひとりよがりな考えで悪者に仕立て上げてしまうからだ。

この "箱に入った" 状態から抜け出すにはただひとつ。
当の本人がそのことを自覚し、外に出よう、つまり相手のことを自分と同じように一人の人間であることを認めよう、と思うこと。

このような大切なメッセージを本書ではものすごく感情移入しやすい物語のなかに落としこみ、
自分で考えながら答えを導きだすスタイルで展開してくれている。
こういうふうに自分で学び取った知識は普通にさらっとインプットしたものと比較して自分の血肉になりやすいと思う。

ひさしぶりの良書！