- 本のメモ - 目利き力
- 作者: 藤巻幸大
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/02/17
- メディア: 新書
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本当に価値あるものを、まっとうに判断する力 - それこそが「目利き力」である。
元バイヤーの藤巻氏がこれまでどのようにして "目利き力" を培ってきたのか、
そしてその力がどのようにして役立ってきたのかを説明している本である。
氏は "目利き力" が様々な消費によって培われてきたことを論じ、
例えば洋服でも、世間の常識や今までの自分では到底選択しないような色のもの、デザインのものをチョイスし、みにつけてみる事で自身の幅が広がる可能性があることを説いている。
しかし自分がこの本の中で最も学びが大きかったのは該当箇所ではない。
下記3点が自分にとって学びとなった。
- 好奇心 → 物欲
物欲とは好奇心の現れである。そのものに興味関心があるがゆえにそれをもっと知りたくなってそれが欲しくなる。
- 自分が心底気に入ったものに囲まれて過ごす → いつでもハッピーな気分
これはなかなかナイスな発想。
女の子にとってこれは至極当たり前なことなのかもしれないが、たしかに自分の好きなものを身に付け、自分の好きなものに囲まれているうちはどんよりした気分になりにくい。
- あらゆる人間関係において相手をお客様だと思って対応する → 自ずとサービス精神が生まれ、相手を喜ばそうとするために人間関係が円滑に
画期的なアイデア。相手と常に対等であろうとするから苦しいのだ。お客様だと思って対応すれば、相手のちょっとした気遣いがあるだけで楽しい気分になれる。
以上。