成功=試した回数x当たる確率 - 本のメモ - 仕事は楽しいかね?
- 作者: デイルドーテン,野津智子
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2001/12/01
- メディア: 単行本
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この本は一貫して”言い訳なんかしていないで、とにかくやってみよう”というメッセージを発信している。
自分が特に印象的だったのはこのくだり。
実はすごい老人マックスが走り高跳びで初めて背面飛びを編み出したフォスベリーからその秘訣を教えてもらうシーン。
新しいスタイルを編み出そうなんて、考えもしなかったんですよ。僕はただ問題とー体の土の部分がバーにあたるのかという問題と向き合い、その問題を取り払うことに集中していただけなんです。
そこで老人マックスは学び、それを主人公の私に伝える。
論理だてて考えたりすれば、問題は必ず解決できるなんて、そんな印象をきみにもってほしくないからね。
ここでの教訓はつまるところ、
解決策というものは後から考えると大したことがない、と思われるのだが、
実際にその場でその時持ちあわせる環境(時間、労力、精神状態)においてそのような答えを導き出すには非常に勇気のいることなのだ、と。
考えてもみて欲しい。
例えばあなたは今定職に就いている。少々の不満はあるが収入は安定しているし、平均以上。
配偶者がいて、子供もいる。
そのようなときに、天から素晴らしいチャンスが降りてきた。
その瞬間、あなたは勇気を持って(失敗して大きな損失をえるかもしれない)そのチャンスを取れるだろうか?
今は時期じゃない、仕事も忙しいし、できっこない。他の、もっと暇な人が取るべきチャンスだったんだ。
などと考えるのではないだろうか。
しかし、よく考えてみれば他の人たちも同じ条件なのだ。
最後に、アイデアを生み出す方法を引用して終わります。
まず。仕事上でやったミスを全部書きだすこと。−中略-
次は、問題点を書きだすこと。仕事に関してイライラすることを残らず並べるんだ。−中略-
最後に、仕事に関してやっていることすべてのことをリストアプすること。あらゆることを変えるには、まず、<あらゆること>とは何かというリストをつくる必要がある。
のし。