モノ=物+思い。だから重い。 - 本のメモ - 断捨離
- 作者: やましたひでこ
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2009/12/17
- メディア: 単行本
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ものを捨てるとこんなメリットが。 -> 捨てたい!
↓
こういうふうに考えるとモノが捨てられるよ
↓
最後、整理するのはこんな感じでさくっとね。
という風に進んでいくが、
本書の趣旨はというと、
”ものを最小限にしよう! そうすれば自然と片付くので、既存の整理整頓術の類はもう必要ない。”
ということになるだろうか。
もちろん、これだけではハァ?なわけであるが、
それのメリットを様々な事例をもとに説明し、なるほどな、と思わせてくる。
例えばこのように。
モノは持てば持つほど「管理しなきゃ」という事態に陥り、常に追いまくられることになります。
ものの管理は確かに苦痛です。
子供というのは、なんでもかんでも与えると、主体性のない、選択能力の低い人に育つ
確かに、自分が行ったインドでは子供たちが、どっちでも、、、などという態度を取ることはなかった。
それでは、未練の残りがちなものをどう捨てるか。本書ではズバッといってくれる。
汚部屋にしてしまう心理
部屋を散らかして混乱させてしまう、ぞんざいにしてしまうのは、自己否定・自己卑下のエネルギーを自分に与えてしまうことです。自分のことを恥じています。自分で意識している以上に恥ずかしさを潜在意識で感じているものです。
本書では家に置くべきモノは自分が使うもののみであるとし、
使っていないもの、や使っているがお気に入りでないもの、想念の強いもの(貰い物の類)はすべてガラクタであるとする。
このようにして片付けを完了したら、最後、やっと整頓術。
ちなみにこの本では”そうじ”を片付け、整頓、掃除の3つに分類していて、片付け=捨てる、整頓=収納、掃除=掃除機。
整頓も同様にして3つに分ける方法を押している。
例えば台所を食材、調理器具、食器。
このうち食器を皿、器、飲み物の器。さらに皿なら大皿、小皿、その他など。
その他、いくつかの方法を紹介。
- 見えない収納7割、見える収納5割、見せる収納1割。
- モノの出し入れに要する動作は、扉を開けて、取り出すというせいぜい2つ程度に絞る
- モノを自立させる
- その都度必要なものをその時に取り入れる
こうして晴れて所有の発想から解き放たれました。
おつかれさまでした。
おまけ。
本書の目次。
- 第1章 仕組みがわかればやる気は起きる―断捨離のメカニズム(「断捨離」とは“片づけない片づけ方”
整理・収納術とは何がどう違うか ほか)
- 第2章 なぜ私たちは片づけられないか―捨てられない理由(モノが勝手にやってくる社会
「捨てられない人」の3分類 ほか)
- 第3章 まずはアタマの整理から―断捨離的・思考の鉄則(極意は徹底した自分軸、そして時間軸は「今」
一括りにされる「そうじ」の概念をきちんと理解する ほか)
- 第4章 そしてカラダが動き出す―断捨離的・実践の手法(片づけのモチベーションを上げる方法
断捨離は、一にも二にも捨てることから ほか)
- 第5章 爽快感と解放感、そしてご機嫌!―見えない世界の加速度的変化(「オートランの法則」自動的に片づくメカニズム
モノに自分を高めてもらう ほか)